3月25日は『電気記念日』…日本初の電灯は意外な場所で輝いた!

雑学

3月25日「電気記念日」とは?

「電気記念日」という名前を聞いたことはあっても、なぜ3月25日なのかは知らない人も多いかもしれません。実はこの日は、日本にとって大きな意味を持つ特別な日なのです。ここでは、その基本的な概要を分かりやすく紹介します。

▶いつ、誰が決めたの?
電気記念日は、1927年(昭和2年)に「一般社団法人 日本電気協会」によって制定されました。制定されてからすでに90年以上が経っていますが、現在でもこの日は特別な日として知られています。

▶なぜ3月25日になったの?
電気記念日が3月25日となった理由は、1878年(明治11年)3月25日に、日本で初めて電灯(アーク灯)が灯った日だからです。場所は東京・虎ノ門にあった工部大学校という施設でした。

▶制定の目的は?
この記念日は、「日本で最初に電気が灯った日を祝うこと」と、「多くの人々に電気のことをもっと知ってもらい、電気の普及を促すこと」を目的に制定されました。当時の背景や具体的な出来事は、次の部分で詳しく見ていきます。

日本で初めて「あかり」が灯った夜のストーリー

1878年(明治11年)3月25日、東京・虎ノ門にある工部大学校で、一つの歴史的な出来事がありました。それまで夜を照らすのは、行燈(あんどん)やランプなどの小さな灯りばかりでしたが、この夜、初めて電気の灯りが人々の前に現れました。

その日、会場には大勢の人が集まっていました。人々が見守るなか、50個のアーク灯が一斉に点灯した瞬間、辺りは昼間のような明るさに包まれたと言います。当時の新聞などでも、その光景を「まるで太陽が突然姿を現したかのようだ」と驚きをもって伝えています。

現在では当たり前のように使っている電気ですが、当時の人々にとっては魔法のような出来事でした。夜が昼間のように明るくなる、そんな体験は誰もしたことがなかったのです。まさに、新しい時代が始まった瞬間でした。

誰かに話したくなる「電気記念日」面白雑学集

電気記念日は歴史的な記念日ですが、実は意外な雑学やエピソードもたくさんあります。ここでは特に面白く、人に話したくなるような雑学を3つ厳選してお届けします。

日本最初の電気料金は意外な決め方?

日本で最初の電気料金が決まった時、実は明確な基準がなかったため、とてもユニークな方法で決められました。最初に料金を決めたのは東京電灯という会社でしたが、その料金は、当時普及していたガス灯の料金をそのまま参考にしたものでした。

ガス灯よりも明るく、便利な電灯でしたが、料金が同じだと伝えると、多くの人が抵抗なく受け入れました。もし、ここで料金が高く設定されていたら、電気の普及はもっと遅れていたかもしれませんね。

初めての電灯、実はこんな場面で使われていた!

日本で初めて電灯が使われたのは、街灯としてではなく、ある特別な式典のためでした。その特別な式典とは、東京の中央電信局の開業を記念した祝賀会です。

この式典では、電気の明るさと便利さを広く知ってもらうため、わざわざ50個もの電灯を設置して、人々を驚かせました。この工夫によって、人々は電気の便利さを目の当たりにし、生活に取り入れるきっかけになったと言われています。

昔の日本人、電気をどう呼んでいた?

現代では普通に使われている「電気」という言葉ですが、昔の日本人は「電燈(でんとう)」や「電光(でんこう)」と呼んでいました。特に「電燈」という言葉は、明治時代から大正時代にかけてよく使われていました。

実際、「電気」という言葉が一般的に広まるまでは、明るさをもたらす新しい技術として、「電燈」の方が広く知られていたのです。今でも、年配の方が電灯という言葉を使うのは、この名残かもしれませんね。

電気がなかったら?1分だけ想像してみよう

普段の生活に電気があることは当たり前になっていますが、ちょっとだけ想像してみてください。もし今、家や街から突然電気が消えてしまったら、どんな状況になるでしょうか。

まず、自宅の中が真っ暗になり、スマホの充電もできなくなります。冷蔵庫が止まり、テレビも映りません。街も信号が消え、あちこちで混乱が起こるでしょう。実際、台風や地震で停電を経験した方なら、その不便さが分かると思います。

電気はまるで空気のように、普段は気にしませんが、いざなくなるとその大切さを強く感じるものです。

今日知った雑学、ぜひ誰かに話してみよう

電気記念日は、日本で初めて電気が灯ったことを記念した日というだけでなく、面白いエピソードがたくさんあることが分かりましたね。たとえば、日本最初の電気料金は、ガス灯を基準に決まったという話や、日本で初めて電気が使われたのは街灯ではなく式典だったというエピソードなど、誰かに話したくなるような内容ばかりだったのではないでしょうか。

ぜひ今日学んだ雑学を、家族や友人との会話の中で共有してみてください。ちょっとした話題から、楽しい時間が広がるかもしれませんよ。

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