ビリヤードを遊ぶとき使うチョーク
ビリヤードをプレイしていると、キューの先端に青もしくは緑の粉のようなものを塗る様子を目にしたことがあるかもしれません。それが「チョーク」と呼ばれるアイテム。実はこのチョーク、単なるおまじないではなく、ショットの精度を左右する重要な役割を持っています。なぜチョークが必要なのか? 使わないとどうなるのか? なんだか気になりませんか?
今回は、ビリヤードにおけるチョークに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ビリヤードで遊びたくなるかもしれませんよ。
ビリヤードにおけるチョークの役割
ビリヤード場でよく見かける青や緑のチョーク。前述したとおりチョークは、ビリヤードのショットの精度を高める重要なアイテムなのです。
チョークを塗ることで、キューの先端(タップ)が手球にしっかりと食いつき、不要な滑りを防ぐ役割を果たします。特に、手球の中心からずれた位置を突く際には、チョークが不可欠。スピンをかけたり細かいコントロールをする際に、チョークがないとタップが滑りやすくなり、思い通りのショットが難しくなります。一方、真ん中を突くだけなら、チョークなしでも問題ありませんが、チョークを使うことでより安定したショットができます。
また、チョークを適切に使うことで手球の回転にも影響を与え、過度なスピンを抑える効果もあります。つまり、チョークとはキューの先に塗る滑り止めであり、手球を打つときにキュー先が滑らないように、摩擦力を高める意味があるのです。
他にもあるチョークの雑学
余談ではありますが、もう少しビリヤードのチョークについて深ぼっていきましょう。まず、ビリヤードのチョークは、黒板用チョークと同じ炭酸カルシウムを主成分とし、さらに研磨剤も含んでいます。タップに塗ることで、この研磨剤が表面にしっかりと付着し、ショット時の滑りを防ぐ役割を果たしているのです。
一般的に、チョークの色は青や緑が多いですが、実は様々なカラーが存在します。色によって性能が変わることはありません。選ぶ際に重要なのは、プレーするビリヤード場のラシャ(台の布)の色です。基本的に、ラシャと同じ色のチョークを使うのがベター。ラシャと違う色のチョークを使うと汚れが目立ちやすくなってしまいます。基本的に、青や緑のラシャの台がほとんどなので、この2色のチョークを選んでおけば問題ないでしょう。
ビリヤードで遊ぶとき今回の雑学を思い出してみよう
今回の雑学を振り返ってみましょう。
ビリヤードのチョークは、キューの先端(タップ)に塗ることで摩擦力を高め、手球が滑るのを防ぐ重要なアイテムです。特にスピンをかける際に必要で、正確なコントロールを助けます。また、手球の回転を調整する効果もあり、ショットの精度を向上させます。
今回の雑学、ビリヤードで遊ぶときにでも思い出してみてください。もしかすると、いつも以上にビリヤードが楽しく感じるかもしれませんよ。