ホッキョクグマが南極にいない理由とは?気候じゃなく地理がカギだった!

雑学

北極には「ホッキョクグマ」がいるけど「南極クマ」はいない

北極には力強く生きるホッキョクグマがいるのに、南極には1匹もいない…。この違い、不思議に思ったことはありませんか?「寒い場所だから、どちらにもいそうなのに」と考える人も多いでしょう。実は、ホッキョクグマが南極にいないのには、単なる気候の問題ではなく、驚くべき理由があったのです。

今回はホッキョクグマに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになれることでしょう。

南極にホッキョクグマがいない理由

結論から述べると、南極大陸にホッキョクグマのような生態をしているクマがいないのは、南極大陸が他大陸と繋がったことがないから。南極はとても寒く氷が多いですが、他の大陸と氷で繋がったことがありません。つまり、クマが南極に移動することができなかったのです。

ちなみに、クマ科の動物はほとんど南半球に生息していません。唯一生息しているのは、メガネグマと呼ばれる品種のみ。つまり、仮に南極が南半球の他大陸と氷でつながっても、クマが生息するようになる可能性は低いのです。

もしも南極にホッキョクグマがいたら…

それでは仮に、諸々の条件を無視して南極にホッキョクグマのようなクマが生息した場合、どうなるのか?その答えは、クマにとって快適すぎて南極の生態系が崩壊する可能性があります。

南極にはホッキョクグマが生息するのに必要な環境が整っています。気温が低く食料となるアザラシが豊富で、流氷も多くあります。加えて南極には捕食者が少ないことから、アザラシたちの警戒心は薄めとのこと。つまり、ホッキョクグマにとっては天国みたいな環境なのです。天国すぎて南極の生態系が壊れてしまうかもしれません。

今回の雑学、周りの人にも教えてあげよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

南極にホッキョクグマのような存在がいないのは、南極大陸が他の大陸と繋がったことがなく、クマが移動できなかったため。また、南半球にはメガネグマと呼ばれる品種以外クマ科の動物自体がほとんど生息していないのも一つの要因です。仮にホッキョクグマが南極にいたとしたら、食料であるアザラシが豊富で天敵が少ないため繁殖しすぎて、生態系が崩れる可能性があります。

今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にも教えてみてください。動物園などでホッキョクグマを見かけたときにこの雑学を披露すると、物知りだと褒めてもらえるかもしれませんよ。

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