『回転寿司のおもしろ雑学』5選 レーンは右回りが多かった その理由とは

雑学

回転寿司にはおもしろい雑学がたくさんある!

回らないお寿司屋さんは、普段使いするにはちょっと敷居が高い…。そんな時に利用しやすいのが回転寿司です。

大人から子供までみんなが楽しめるお手頃なネタがそろい、店舗によってはキッズ向けサービスも充実しているため、家族で訪れやすいこと間違いなし!

今回はそんな回転寿司に関する雑学を5つご紹介します。

回転寿司にまつわる雑学5選

回転寿司が広まるきっかけになったのは大阪万博

回転寿司が日本に誕生したのは、1958年のことです。生みの親は、元禄産業株式会社の創設者である白石義明氏で、ビール工場のベルトコンベアからアイデアを思いつき、「廻る元禄寿司1号店」を東大阪市にオープンさせました。

そしてこの形態が広まるきっかけとなったのは、1970年の大阪万博です。寿司と言えば高級品という概念を打ち破り、大衆向けに作りかえた回転寿司店を出店すると、「食事優秀店」として表彰され、全国から注目が集まることになりました。

「右回り」レーンで見やすさと取りやすさがアップ

回転寿司と言えば「回るレーン」が目玉ですが、設置されているものの多くは「右回り」になっています。こうなっている理由には諸説ありますが、基本的には利き目と利き手が「右」の人が多いことから、採用されている向きなのだそう。

利き目が右の人にとっては、右側から寿司皿が流れてくる方がお寿司を認識しやすくなります。また、右利きの人がお箸を持っている時に、自分の右側から寿司皿が流れてくると、わざわざお箸を置くまでもなく空いた左手でお皿を取りやすいため便利なのです。

ちなみに、お客さん目線以外でも、寿司を作る側のスタッフが右利きだった場合は右回りの方が、これから流す寿司皿をレーンに乗せやすいと感じる傾向にあります。

回転寿司の冷凍マグロには技術が詰め込まれている

回転寿司のマグロは、主に冷凍品がネタとして使われています。しかし、冷凍だからといって侮ることはできないレベル!

例えばスシローの場合、釣った直後に船上で冷凍してできるだけ鮮度を落とさないようにしているだけでなく、お客さんに提供する基準に合致したマグロかどうかをしっかりと目利きしているのだそうです。

また、その後の加工もスピーディーに行われ、旨みを逃さないように解凍する技術も確立しているため、生のマグロに近いおいしさを味わうことができています。

サーモンは養殖魚だからこそ「生」で食べられる

回転寿司のサーモンと言えば大人気のネタですが、天然の鮭は使われていません。実は回転寿司で提供しているサーモンの正体は、海水養殖されたニジマス(トラウトサーモン)です。

しかし、生でサーモンを食べられるのは養殖魚だからこそ。河川で産卵して海で育ち、そしてまた河川に戻ってくる天然の鮭には「アニサキス」などの寄生虫リスクがあり、生食できないのです。

おいしい生のサーモンを回転寿司で食べられるのは、養殖技術が発展したおかげで叶えられています。

寿司の中では「巻物」が高カロリーになりがち

回転寿司でカロリーも気にしながら食べる場合、どれが高カロリーなネタなのか知りたいところですよね。一般的なイメージ通り、やはり脂ののった「中トロ」や「トロサーモン」、マヨネーズやチーズを使った「創作寿司」は、カロリーが高くなる傾向にあります。

しかし、それよりも高カロリーになりがちなのは、「鉄火巻」や「納豆巻」などの巻物類です。にぎりや軍艦に比べて、シャリの量がどうしても多くなるので、糖質によるエネルギー含有量がその分アップしやすくなります。

回転寿司に行ったら雑学を思い出してみよう

回転寿司にまつわる雑学はいかがでしたか?回らないお寿司屋さんとは異なり、気軽に入店しやすい経営スタイルと、お手頃ながらもおいしいネタにするための独自の加工技術は、回転寿司ならではの強みでしょう。

次に回転寿司店を訪れたら、レーンの向きやネタの旨みなどをぜひ確かめてみてください。

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