生成AIを使って大迫力のゴジラを動かせたら…。そんな思いで作った動画の仕上がりは、何だか「コレジャナイ」感がハンパない…!
X(旧Twitter)に投稿された動画は563万回以上も表示され、思わぬ姿にされてしまった新宿のゴジラヘッドには9.8万いいね!が寄せられることとなりました。
生成AIで動く、新宿のゴジラ🦖
コ、コレジャナイ… pic.twitter.com/gTYpH0bcqk
— 小松 尚平 Shohei Komatsu (@komanbe) June 16, 2024
生成AIでゴジラを動かす!
投稿主の小松 尚平さんは、VR研究者・デザインエンジニアとして活躍中。そんな小松さんがある日、生成AIを用いて試みたのは、新宿歌舞伎町にあるゴジラヘッドを動かすこと!
新宿東宝ビルの8階テラスにあるゴジラヘッドと言えば、ゴジラの頭部を実物大で制作したものとして有名で、街のランドマークにもなっています。
生成AIは、データのパターンやそれぞれの関係を学習して、新しいコンテンツを作り上げることができる人工知能。文章だけでなく画像や動画の作成にも使うことができるため、小松さんはこれを使ってゴジラを動かすことにしました。
ただし、上手に活用するにはプロンプトと呼ばれる指示や命令文を出すことが大切です。小松さんも新宿のゴジラをうまく動かすため、数時間にわたって作業したそうですが…。
ぬっと姿を現したゴジラへの違和感…
生成AIによって作り出された動くゴジラの動画を見てみると、「コレジャナイ」感がありありと!
ゴジラヘッドがぬっと首を伸ばして、姿を現し始めたその瞬間までは、なめらかな動きで問題ないかのように思われました。ところがこのゴジラには、頭から下に続くはずの首や胴体がまったくありません。
ゆっくりと歩き始めたゴジラヘッドの体としてAIが生成したのは、あまりに短すぎる足と、おまけのようにくっつく尻尾のみだったのです…!
のそのそ歩き去る不思議なゴジラに総ツッコミ
ゴジラ「っぽいもの」は、短い足を駆使して、新宿のビルの上をのそ…のそ…と迫力なく通り過ぎていきます。人間が恐れる存在であるはずの怪獣の姿など、もはやどこにもありません。
やがてゴジラは、生成AIによって作られた動画を呆然と見ている間に、ススッ…と別のビルの陰に隠れてしまいました。見送る我々の視界に残るのは、歩き去るゴジラの中途半端な尻尾だけという何ともシュールな光景…。
これにはさすがに動画を見た人たちから、『顔だけゴジラで下が違う生き物ww』『簡単に倒されちゃいそう』『省エネゴジラ…』『すいません、ちょっと通りますよ…ってやつじゃん』『AIさんには歴代のゴジラを履修してもらわないと』『死ぬほど笑いましたwww』『このフォルムで新作映画期待します笑』といったツッコミが相次ぎました。
さらによく見ると、ビルの看板もゴジラヘッドと同じく違和感が…!かの有名なディスカウントストアであるドン・キホーテの文字も、「ドン・キホホホホ」と謎の店名に変えられてしまっています。
そのせいで、ゴジラよりも『ドン・キホホホホのが気になるw』という声まで続出してしまった生成AIによる動画。まだまだ改良の余地がたっぷりありそうですね…!
小松さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Xアカウント「小松 尚平 Shohei Komatsu」さま
執筆:orion
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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