『シカト』と『無視』の違いとは? 意外と知らない言葉の使い分けを徹底解説!

雑学

『シカト』と『無視』

シカトと無視。どちらも対象を相手にせず対応しないときに使う言葉です。シカトおよび無視をされると、とても傷つきますよね。しかし、実はシカトと無視は全く同じ意味を持っているわけではありません。

今回はシカトと無視に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになった気分が味わえることでしょう。

「シカト」とは…

まず、シカトとはどういう意味の言葉なのかについて解説します。「シカト」とは、特定の対象、主に人のことを、存在しないものとして扱う意味の言葉です。たとえば、「うるさい親をシカトする」「ケンカして妻からシカトされている」みたいな使い方です。

「シカト」の語源は、実は花札にあります。花札の10月の絵柄である「紅葉の鹿」が横を向いていることに由来しているとのこと。「鹿(しか)+10(とう)」=シカト、という感じですね。博打の常習者の間で、何かを無視することを「鹿頭(シカト)する」と表現する隠語ができ、昭和30年代後半から一般的に広まったそうです。

余談ですが「シカト」は、元々ヤクザや大相撲の世界でも使われる隠語だったという話もあります。

一方、「無視」とは

シカトが主に人を対象として存在しないように扱うのに対し、「無視」は人だけでなく物や行動、現象なども存在しないように扱うことができます。

たとえば、「友達を無視する」「指示を無視する」「痛みを無視する」など、シカトよりも幅広い使い方ができます。使い勝手としてはシカトよりも無視の方が、対象の幅が広いため使いやすいでしょう。

とはいえ、無視は基本的にマイナスな要素が強い言葉。使い勝手がいいからといって無暗に多用するのは避けましょう。

『シカト』と『無視』の違い

それではシカトと無視の違いを下記にまとめてみました。

  • シカト:人を対象に存在しないものとして扱う言葉
  • 無視:人だけでなく物や行動、現象など幅広い対象を存在しないものとして扱う言葉

より分かりやすく言うなら、「シカトは人間限定」「無視は人間以外も使用可能」、といった具合です。ただ、シカトと無視の意味が違うのは日本語での話。英語にするとどちらも「ignore」もしくは「disregard」と同じ単語になります。

今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にシェアしてみてください。ただし、シカトと無視という言葉はどちらもマイナス寄りな言葉。扱い方によっては人間関係などを壊しかねません。取り扱うときは、くれぐれもご注意ください。

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