キャベツが突然変異を起こしてできたのがブロッコリーだった!?『野菜』にまつわる不思議な雑学4選

雑学

野菜には面白い雑学がたくさんある

私たちの食卓に並ぶ色とりどりの野菜たち。実はその中には「えっ、そんな秘密があったの!?」と驚くような雑学が隠れていることもあるのです。

たとえば、キャベツが突然変異を起こした結果、生まれた野菜があります。それはなんと、“ブロッコリー”。一見まったく違うように見える二つの野菜が、同じルーツを持っているなんて驚きですよね。

今回は、そんな「野菜」にまつわる不思議で面白い雑学をご紹介します!最後までお読みいただくと、野菜博士に一歩近づけることでしょう。

①ブロッコリーはキャベツが変化してできた野菜

上記でも少し触れましたが、ブロッコリーは野生キャベツ(ケール)が突然変異を起こし、品種改良を重ねた結果できた野菜といわれています。

つまり、ブロッコリーとキャベツは近縁の野菜。たしかに断面を見比べてみると、キャベツとブロッコリーはそっくりです。

ちなみに、勘のいい方はお気づきかもしれませんが、カリフラワーはブロッコリーが突然変異を起こしたものを品種改良してできた野菜。見た目がそっくりなので、なんとなく知っている方も多いのではないでしょうか。

②トマトが赤色なのは動物に見つかりやすくするため

トマトが赤く色づくのは、熟していく過程で緑色の色素(クロロフィル)が減り、赤い色素であるリコピンが増えるためです。トマトの鮮やかな色は、鳥などの動物に見つけられやすくするためとも言われています。動物たちに食べられることで、トマトの種が遠くまで運ばれ、効率よく子孫を残せる仕組みになっているのです。

ちなみに、トマトのルーツは南米にあり、日本には江戸時代に観賞用として伝わりました。今のように食用として広まったのは、昭和になってからのことだそうです。

③ニンジンの皮は皮ではない

普段、私たちがニンジンの“皮”と思ってむいている部分、実は皮ではなく、ニンジンの身の部分なんです。本当の皮にあたるのは「内鞘細胞(ないしょうさいぼう)」と呼ばれる、ごく薄い膜のようなもの。出荷前の洗浄で泥と一緒にほとんど落ちてしまうため、店頭に並んでいるニンジンはすでに皮がむけた状態になっています。

泥付きのニンジンをやさしく洗うと、この薄い皮が残っていることがあります。調理するときにヒラヒラとめくれてくるのは、ニンジンの「本当の皮」なのです。

④ズッキーニはカボチャの仲間

意外かもしれませんが、ズッキーニはカボチャの仲間。キュウリの仲間ではありません。カボチャとキュウリは、どちらもウリ科ではありますが、キュウリは「キュウリ属」、ズッキーニは「カボチャ属」に分類されており、どちらかというとカボチャに近い存在なのです。

カボチャにはいくつかの種類があり、粘り気のある東洋種(日本カボチャ)や、ホクホクした食感が特徴の西洋種(栗カボチャ)などがあります。私たちが普段スーパーで見かけるカボチャの多くは、西洋種にあたります。

一方、ズッキーニは「ペポ種」に分類されるタイプ。同じグループにはそうめんカボチャやハロウィンで使われる観賞用カボチャなども含まれます。ズッキーニ自体はあっさりとした味わいで、クセが少なくさまざまな料理に使いやすいのが魅力です。

ちなみに、ズッキーニは、日当たりの良い場所があればベランダでも育てることもできます。

今回の雑学、面白いと思ったらぜひ周りの人にも教えてあげてみてください。もしかすると、会話が盛り上がり、野菜がもっと美味しくなるかもしれませんよ。

 

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