『ワラビー』と『カンガルー』
日本でも馴染みが深いオーストラリアの動物「カンガルー」。お腹に子供を入れる袋があり、ぴょんぴょんと飛び跳ねて移動する可愛い動物です。実はそんなカンガルーに似た動物がいます。その名は「ワラビー」。見た目はカンガルーそっくりですが、分類としては別の生き物です。
今回はカンガルーとワラビーに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、カンガルーとワラビーに会うために動物園へ行きたくなるかもしれません。
そもそも「カンガルー」とは
まずは、カンガルーがどんな動物なのかについて解説します。カンガルーとは、有袋目カンガルー科の動物。特にカンガルー属の中でも大型種に分類される哺乳類の総称とされています。つまり、カンガルー科の中でも大型なものが「カンガルー」と呼ばれているのです。
カンガルーは、オーストラリアだけでなく、タスマニア島やニューギニア島にも生息。後ろ足が非常に発達しているため、2本足で立ち上がることが可能です。また、ジャンプする際は、太くて丈夫な尻尾を使って体のバランスを保っています。
ちなみにカンガルー (kangaroo) という名前は、先住民族アボリジニの言語のひとつ「グーグ・イミディル語の “gangurru”」 から由来していると言われています。この 「gangurru」はクロカンガルーを意味し、もともとは「跳ぶもの」という意味を持つ言葉です。
それでは「ワラビー」とは…
カンガルーが大型なものを指しているのに対し、「ワラビー」は小型のカンガルー科の動物を指しています。つまり、カンガルーとワラビーの違いは「大きさ」なのです。
ワラビーは、オーストラリアの広い草原や森の中に生息。様々な環境に適応できるうえ、小型なため、海外ではペットとして飼われることもあるのだとか。基本的には夜行性で食欲が旺盛です。その一方で臆病な性格だったりします。
余談ではありますが、カンガルーとワラビーの中間のサイズであるカンガルー科のことを「ワラルー」といいます。
『ワラビー』と『カンガルー』を見かけたら今回の雑学を思い出してみよう!
今回の雑学を振り返ってみましょう。カンガルーとワラビーの違いは「体の大きさ」。どちらも同じカンガルー科ではありますが、体のサイズが大きいものをカンガルー、小さいものをワラビーと呼びます。
今回の雑学、動物園などでカンガルーやワラビーを見かけたときにぜひ思い出してみてください。周りの人にも教えてあげると、話が盛り上がるかもしれません。