不思議と人にうつることが多い「あくび」
「ふぁー」と大きく口を開き、数秒の間、深呼吸を行う「あくび」。目を覚ましたり、緊張をといてリフレッシュさせるなどの効果があると言われています。そんな、あくびですがよく人にうつると言われています。みなさんも他人がした瞬間、同じようにあくびをした経験はありませんか?いったいどうしてあくびは人にうつるのか?
今回は「あくび」に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになった気分が味わえるはずです。
あくびが人にうつる理由
あくびが人に伝染する理由は、昔から様々な研究が行われ諸説あります。その中でも特に有力視されているのが「共感説」。他人に対する興味関心や仲良くなりたいという気持ちがあるほど、あくびが起きやすいという説です。
例えば、自閉症の子どもや他人への関心が薄い人は、あくびがうつりにくいことが分かっています。また、あくびを見ると共感をつかさどる脳の部分が活発になることも、研究で明らかになっています。
あくびについて調査したイタリアの研究では、あくびが最もうつりやすいのは「家族」、次に友人、知人、見知らぬ人という順だったそうです。つまり、親しい相手ほどあくびがうつりやすいのです。自分があくびをしたとき、相手もあくびをしていたらその人は自分に対して興味関心があるということです。あくびだけで人間関係が分かるなんてすごいですね。
実は動物にもあくびはうつる
実はあくびがうつるのは、人間だけでなく動物にも見られる現象です。あくび自体は哺乳類や鳥類、爬虫類、魚類など様々な種類の動物が行いますが、チンパンジーやサル、犬、オオカミなどは人間のようにあくびがうつるといわれています。あくびがうつる動物たちに共通しているのは「社会性」があり、群れで暮らすという習性。そのため、あくびの伝染は社会的なコミュニケーションの一環なのではないかとも考えられています。
あくびをしたときに今回の雑学を思い出そう
今回の雑学を振り返ってみましょう。人のあくびがうつるのは、その人があくびをした人に対して興味関心があり、共感しているから。親しい間柄であるほど、このあくびの伝染は起こりやすいとされています。
今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にシェアしてみてください。こっそり、相手にあくびがうつっているかを確認すると気になる人の人間関係もチェックできるかもしれませんよ。
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