『月の模様』は国によって違う?世界で「ウサギ」に見えるのは日本だけだった!

雑学

月の模様

夜空に浮かぶ月を見上げると、ウサギが餅をついているように見える…これは日本ではおなじみの月の模様のイメージです。しかし、この模様の見え方は世界各国で異なり、国や文化によってさまざまな動物や人物に例えられているのです。知らなかった方も多いのではないでしょうか。

今回は月の模様に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、月を見るときいつもと違った気持ちになれるかもしれませんよ。

そもそも月の模様の正体は何なのか?

まずは、うさぎなどに見える月の模様の正体は何なのか?そう思われる方も多いはず。その答えは、月の地形。40億年近く前に月に小惑星が衝突してできたクレーターなのです。

少し余談ですが、クレーター跡にはそれぞれ名前が付けられています。

  • 氷の海
  • 晴れの海
  • 静かの海
  • 危機の海
  • 豊穣の海
  • 神酒の海
  • 蒸気の海
  • ティコ (crater)
  • 雲の海
  • 湿りの海
  • 嵐の大洋
  • ケプラー (crater)
  • アリスタルコス (crater)
  • コペルニクス (crater)
  • 雨の海
  • プラトン (crater)

海と付いている箇所は月の黒く暗い部分。実際に海があるわけではなく、玄武岩という黒っぽい岩石でできています。他にも科学者や天文学者などの名前も付けられていたりします。

『月の模様』は国によって見え方が違う

さて、本題に戻りましょう。前述したとおり、月の模様は国によって見え方が違います。

  • 日本・韓国:「餅をついているウサギ」
  • 中国:「薬草を挽くウサギ」「ヒキガエルの頭と前足」
  • 南アメリカ:「ロバ」
  • 南北アメリカ・インド:「ワニ」
  • アラビア:「吠えているライオン」
  • 東ヨーロッパ・北アメリカ:「髪の長い女性」
  • インドネシア:「編み物をする女性」
  • ベトナム:「大きな木の下で休む男」
  • オランダ:「悪行の報いで幽閉された男」

このように文化や伝承によって月の模様の見え方が違うのは面白いですね!

月を見たとき今回の雑学を思い出してみよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。月の模様の正体は、約40億年前に小惑星が衝突してできたクレーター。黒っぽい部分は「海」と呼ばれ、玄武岩で構成されています。

また、月の模様の見え方は国や文化によって異なります。例えば、日本や韓国では、餅をついているうさぎ、南アメリカではロバ、アラビアだと吠えているライオンに見えるそうです。

今回の雑学、月を見たときにでも思い出してみてください。世界旅行に出かけているときに、月を見て本当に模様が違っているのかチェックしてみるのも面白そうですよ。

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