『古株』と『古参』似てるけど意味が違う!正しい使い分けを徹底解説

雑学

『古株』と『古参』

「昔からいる人」を表す言葉として、「古参」や「古株」という言葉を聞いたことがあるでしょう。どちらも似たような意味で使われがちですが、実は意味が異なることをご存じですか?

今回の雑学では、「古参」と「古株」の違いをわかりやすく解説!最後までお読みいただくと、「古参」と「古株」について正しい使い方が分かることでしょう。

「古参」とは

「古参」とは、特定の職や役職、地位などに長く就いている人のこと。例えば、「古参社員の待遇を見直すべきだ」「古参ファンは最近の推し活ブームに飽きてしまっている」といった使い方をします。組織内で長い歴史を持つ人物を指す際に使われることが多く、「古参幹部」「古参役員」「古参取締役」といった表現が一般的。

「古参」は地位や職位に長く在籍しているため、組織内での経験や影響力を持っていることが多め。逆に、新しくその集団に加わったばかりの人を表す言葉には「新参」や「駆け出し」といった言葉があります。

「古株」とは

「古株」は、集団や社会に長く存在している人物を指します。例えば、「古株が会社を辞める」「古株社員が新人を教育する」といった形で使われます。元々は「樹木の古い株」を意味していましたが、転じて長年その集団に属している人を表すようになったといわれています。一方、「古株」の反対語としては、「新人」や「新顔」など、最近その集団に加わった人々を指す言葉が使われます。

『古株』と『古参』の違い

「古参」と「古株」の違いは、簡単に言うと「古参」は特定の職や役職に長く就いている人を指す一方で「古株」はある集団や組織に長く所属している人を指します。つまり、「古参」はその人がどの役職に就いているかに焦点を当てるのに対し、「古株」はその人がどの集団に長くいるかに焦点を当てています。地位や役職に関して話す場合には、「古参」を使うのが適切です。

余談ですが「古参」や「古株」という言葉は、オタク文化でも使われることがあります。アイドルやアニメの長年のファンを指す際には、どちらの言葉もほぼ同じ意味で使われることが多いです。

『古株』と『古参』を上手に使い分けよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

「古参」とは、特定の職や役職に長く就いている人を指し、組織内での経験や影響力がある人物です。対して「古株」は、ある集団や組織に長く所属している人を指します。簡単に言うと、「古参」は役職に焦点を当て、「古株」は集団に焦点を当てています。

今回の記事を参考に、古参と古株を上手に使い分けてみましょう。

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