値引きシールには隠された秘密があった!?スーパーマーケットの雑学5選

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スーパーマーケットは雑学の宝庫

スーパーでよく見かける「値引きシール」。お得に買い物できるチャンスですが、実はこのシールには、ちょっとした秘密があるのをご存じですか?

今回は、スーパーに関する雑学を厳選してご紹介!最後までお読みいただくと、普段の買い物がもっと楽しくなるかもしれませんよ。

値引きシールの隠れた秘密

スーパーでよく見かける「半額」や「30%引き」などの値引きシール。これらの値引きシールに細かい切り込みが入っていることを、みなさんご存じですか?

これは「セキュリティカット」と呼ばれ、不正防止のために施された工夫のひとつ。貼った後に値引きシールを剝がそうとすると破れやすい仕様になっています。

かつて、スーパーマーケットなどでは、一部の悪質な客が半額シールを別の商品に貼り替えるという行為が問題になっていました。しかし、セキュリティカットが導入されると、シールを剥がそうとすると破れてしまい、再利用ができなくなったそうです。その結果、シールの貼り換えという不正行為が大幅に減少したのだとか。何気なく見ている値引きシールにも、スーパーの工夫が詰まっているんですね。

スーパーマーケットという名前の由来

スーパーマーケットという言葉は、「市場(いちば)」を意味する “マーケット” (market) と、「超える」という意味の “スーパー” (super) を組み合わせて生まれました。

元々は「従来の市場を超える規模の商店」という意味で作られた造語でしたが、やがて一般的な名称として定着。今ではひとつの小売業態として扱われています。

スーパーマーケットのチラシに「黄色」が多い訳

スーパーマーケットのチラシといえば、黄色を基調としたデザインに、商品名や価格が所狭しと並んでいるイメージがありますよね。あの黄色には、実は「好奇心を刺激し、注目を集めやすい」という心理的効果があります。

また、一般的に黄色は安っぽい印象を与えることもありますが、スーパーマーケットのチラシでは「お得感」を演出する色として活用されています。さらに言うなら、光沢のない紙を使うことで、より親しみやすく、手に取りやすいデザインにもなっているのです。チラシの色や質感にも、販売戦略がしっかりと反映されているんですね。

最初に誕生したスーパーマーケット

スーパーマーケットが誕生したのは、世界が大恐慌の影響を受けていた1930年のアメリカ。ニューヨーク州ロングアイランドに開業した「キング・カレン(King Kullen)」が世界で最初のスーパーマーケットと言われています。

創業者のマイケル・カレンは、グロサリーストアでの経験を生かし、セルフサービス方式を導入することで、低価格での販売を実現しました。この仕組みは、経済的に厳しい時代を生きる庶民にとって大きな支えとなり、瞬く間に広まりました。さらに、買い物の利便性を高めるため、現在では当たり前となったショッピングカートも考案したそうです。

日本におけるスーパーマーケットのはじまり

日本初のスーパーマーケットには、2つの説があります。

一つ目の説は、1910年(明治43年)に東京・青山で果物店としてスタートした「紀ノ国屋」が、1953年(昭和28年)に開店したスーパーマーケットだとする説。セルフサービス方式で商品を選び、レジでまとめて支払うスタイルが採用され、ショッピングカートも導入されました。また、ロゴ入りのショッピングバッグも提供していたそうです。

もう一つの説は、1956年(昭和31年)に福岡県北九州市の小倉にオープンした「丸和フードセンター」が、日本初のスーパーマーケットだという説。この説によると「紀ノ国屋」は高級店であり、低価格を売りにしていたわけではないため、スーパーマーケットの定義には合わないとしています。一方、「丸和フードセンター」は広い売り場面積で、総合的な食品を低価格で提供していたため、こちらが本来のスーパーマーケットの形態に近いのではないか…と考えられているようです。

今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にも教えてみてください。

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