車のナンバーにない『ひらがな』とは?「お・し・へ・ん」が使われないワケ

雑学

車に必ず付いているナンバー

普段何気なく見ている車のナンバーですが、実は使われない「ひらがな」もあることをご存じでしょうか?具体的には『お』『し』『へ』『ん』は、日本全国のナンバーには存在しません。一体なぜこれらの文字が使われないのか?気になりますよね。

今回は車のナンバーに関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになれることでしょう。

ナンバーのひらがなに関するルール

まずは車のナンバーに関する基本知識からおさらいしましょう。日本の車のナンバーには、数字と「ひらがな1文字」が使われます。

自家用車だと、普通車は「さ」、軽自動車は「あ」から割り当てられます。一方、事業用車両の普通車の場合だと「あ」~「こ」「を」、軽自動車だと「り」「れ」が使われます。さらに、レンタカーには「わ」もしくは「れ」と決まっています。

ちなみに、在日米軍の車両には、ひらがなではなく「Y」や「E」といったアルファベットが使われています。

ナンバーに使えない『ひらがな』が存在する

車には、使われていないひらがなも存在します。その文字は『お』『し』『へ』『ん』の4つ。

『お』は「あ」「す」「む」と見間違えやすく、「を」と発音が似ているため除外。『し』は「死」を連想させることから縁起が悪く、『へ』は「屁」を思い起こさせるためイメージがよくありません。そして『ん』は発音しづらいため、使われません。

発音のしにくさや視認性の問題は納得できますが、縁起やイメージの悪さが理由で除外されるのは興味深いですね。

ちなみに、数字も、「42(死に)」「49(死苦)」といった不吉な組み合わせは希望しない限りは自動で割り当てられません。縁起が悪いのであまり希望する人も少ない気はしますが…。

車に乗ったときに今回の雑学を思い出してみよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

車のナンバーは、自家用車や事業用車、レンタカーなどで異なるひらがな文字が割り当てられ、在日米軍の車両にはアルファベットが使用されます。

ただし、「お、し、へ、ん」の4文字は、見間違えやすさや縁起の悪さなどの理由で使用されていません。さらに、数字でも「42(死に)」「49(死苦)」といった組み合わせは、希望しない限り自動で割り当てられない決まりになっています。

今回の雑学、車に乗ったときに思い出してみてください。もしかすると、運転中の会話が弾むかもしれませんよ。

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