『世界の有名ロゴ』に隠された秘密3選 意外な誕生秘話や素晴らしすぎるアイデアに驚き

雑学

企業のロゴには様々な意味がある

私たちの身の回りには、誰もが一度は目にしたことのある「有名ロゴ」が数多く存在します。たった一目で企業やブランドを思い浮かべられるのは、ロゴに込められた工夫やデザインの力があってこそ。

今回は世界の有名なロゴに関する面白い雑学をお届け。読み終えるころには、きっとロゴを見る目が変わるはずです。

Amazon

世界的企業アマゾンのロゴには、ちょっとした裏話があります。現在おなじみとなっているロゴが誕生したのは2000年のこと。数々の試行錯誤を経て完成したといわれています。ロゴの制作には、デザイナーのターナー・ダックワース氏が携わっており、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が彼を指名したそうです。

ロゴの特徴は、ブランド名そのものを使ったシンプルな文字のデザインと、下に添えられたオレンジの矢印。実はこの矢印には2つの意味が込められています。ひとつは、A地点からZ地点まであらゆる場所に商品を届けるという意味。そしてもうひとつは、商品が届いたときの利用者の笑顔を表現しているのです。

McDonald’s

世界中で親しまれているマクドナルドのロゴは、McDonald’sのM…ではなく、黄色い「M」の形をした“黄金のアーチ”です。このロゴのルーツは、シカゴにオープンした一号店。この店舗には、建物の両側の地面から屋根に向かって伸びる2本の金色のアーチ(ゴールデンアーチ)が設置されていたそうです。この独特なデザインが、現在の「M」型ロゴの出発点となったのだとか。

とはいえ、もともとアーチは店舗の建築デザインの一部として取り入れられていただけだったようです。それが、1962年には店の外観をモチーフにしたロゴとして使われるようになり、1968年に現在のような「M」型に統一されたスタイルが誕生したとのこと。

ちなみにそれ以前のマクドナルドのロゴは文字だけだったり、「スピーディー」」というハンバーガーをモチーフにしたキャラクターを登場させたりと試行錯誤を繰り返していたそうです。

Twitter(現在は「X」)

現在はサービス・企業名をXに改名したTwitter。改名前は青い小鳥のシルエットのロゴマーク「ツイッターバード」が使われていました。実は最後のツイッターバードは2012年に誕生した5代目のデザイン。

サービスが始まった2006年当初のロゴは「Twitter」の文字だけ。青色の鳥マークは存在していませんでした。その後、初めて登場した“鳥”も、実はたった15ドルで購入した素材集からの流用で、正式なロゴというよりは装飾的な要素だったそうです。

しかし、そのシンプルな鳥が徐々にアイコンとして存在感を増し、2010年にはデザイナーのフィリップ・パスクッツォ氏とダグラス・ボウマン氏の手によって、文字ロゴの横に添えられる形で正式なロゴデザインに組み込まれます。そして、Twitterブランドの認知度が高まる中、ついに文字を廃した“鳥のみ”のデザインが2012年に完成。私たちの知るツイッターバードとなったそうです。

最後のツイッターバードは、15個の円をもとに構成された精巧な設計。人が美しいと感じる「黄金比」が意識されており、ほんの少しだけ上を向いた姿には、「自由と希望と無限の可能性を持っている」という意味が込められていたのだとか。

今回の雑学、面白かったらぜひ周りの人にも教えてあげてみてください。

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