寿司に『ガリ』がついてくるのはなぜ?実は味覚リセット以上の意味があった

雑学

生姜を漬け込んだ「ガリ」

お寿司屋さんでお寿司を食べるとき、当たり前のように用意されている「ガリ」。口直しに食べる人もいれば、あまり手をつけない人もいるかもしれません。しかし、このガリには単なる添え物以上の「ちゃんとした理由」があります。

今回は、ガリの役割についてわかりやすく解説していきます。

そもそも「ガリ」とは…

寿司屋でよく目にする「ガリ」は、薄くスライスした生姜を甘酢に漬けて作る、日本ならではの食べ物。シャキシャキとした歯ごたえと、口の中をさっぱりさせてくれる風味が特徴。食事の合間の箸休めとして重宝されています。名前の由来には諸説ありますが、「ガリッ」とした食感にちなんで名付けられたといわれています。

使われる生姜の種類や、甘酢の調合、漬け込みの時間などは、店ごとに異なり、それぞれに個性があるのもガリの面白いところといえるでしょう。

寿司屋にガリが置かれている理由

それでは本題に入りましょう。

寿司店で提供されるガリ、その最大の目的は、口の中の味を一度リセットし、次の寿司ネタの風味をしっかりと感じられるようにすること。ガリのほどよい酸味と爽やかさが、味覚を整える手助けをしてくれるのです。また、消化を促す効果があるとされ、体にもやさしいとされています。

このガリが寿司とともに出されるようになったのは、江戸時代。寿司の味を引き立てる脇役として定着しただけでなく、当時は衛生面への配慮から、食中毒の予防を期待される食材でもありました。

ガリは寿司を味わう合間に、ネタが変わるタイミングで少し口にするのがベスト。大量に食べるのは、他の客やお店に迷惑がかかるため控えた方がよいでしょう。

寿司屋でガリを食べるとき今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。

ガリとは、薄くスライスした生姜を甘酢に漬けて作られる、日本独自の食べ物です。シャキシャキとした食感とさっぱりとした風味が特徴で、寿司の合間に味覚をリセットする役割があります。そのため、寿司ネタごとの味をよりクリアに楽しめるようになります。さらに、消化を助ける効果もあり、体にやさしい存在としても知られています。

寿司店でガリが提供されるようになったのは江戸時代。味を引き立てる脇役としてだけでなく、当時は食中毒予防の目的でも重宝されていました。

今回の雑学、お寿司屋さんでガリを食べるときにでも思い出してみてください。もしかすると、お寿司とガリがいつもより美味しく感じられるかもしれませんよ。

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