X(旧Twitter)で話題になっているのは、フグの腹部がうちわのように広がるのが特徴のウチワフグのお姿。腹膜を持ち広げる様子は、記事執筆時点で173.9万回を超えて表示されており、1.3万件のいいねが寄せられることとなりました。
深海性のフグ🐡ウチワフグのうちわ開閉。
こんなに広がるなんて敵もびっくりだね🫢 pic.twitter.com/KWRtom7RAU— 深海魚ブランドLavca.m (@MLavca) June 8, 2024
ウチワフグの伸びる姿が話題に
Xアカウント『深海魚ブランドLavca.m』に投稿されたのは、ウチワフグの腹膜をびよ〜んと伸ばす様子。こんなに伸びるのかと驚くほどの光景は話題に。
投稿者さんは深海魚専門アパレルブランドショップを経営する、深海魚や深海生物が好きすぎて深海魚愛好家として活動している田原さんが、深海性のフグであるウチワフグの腹膜の開閉を見せてくれました。
ウチワフグはインド洋~西太平洋の海、水深100~300mに生息するフグの仲間なのだとか。 日本国内では琉球列島などに生息しているそう。 フグはお腹を風船のように丸く膨らませる種類が一般的ですが、その名の通り“うちわ状”に腹膜を広げる特徴を持っているそうです。
横たわるウチワフグの腹膜を持ち尻尾を押さえて、少しずつ広げていく田原さん。どこまで伸びるの?と聞きたくなるほど、どんどん広がっていく光景には驚きが隠せません。まるでお腹の部分がブラインドを開閉するようにも見えたのだとか。
体には黒く大きくて丸い模様が下腹部にあり、腹膜を広げることで大きな目のように見える模様。威嚇するときに体を大きく見せる武器なのかもしれませんね。
フグと言えば腹膜を風船のように膨らませて、触れると痛そうなトゲトゲがあるイメージですが、うちわのように伸びるフグは、ウチワフグだけなんだそう。深海に住む魚たちは神秘的ですね。
体の倍ほどまで広がった腹膜は、うちわそのもの!だったといいます。うちわの部分は薄っぺらな皮のような感じで細かい突起があり、ザラザラしているそうです。正面から見た顔は、フグ特有の出っ張った歯でチャームポイントなのかも。
深海魚に虜の投稿者さん
田原さんは他にもたくさんの深海魚を投稿されています。ミツクリザメの口を開閉して顎の可動域を見せてくれたり、深海のアイドルと称されるようになってきたというオオグソクムシに出会い、「この時噛まれて痛かったけど嬉しかった〜!」とツイートされていました。
この投稿には「俺もびっくりだわ」「威嚇するときはデカくて強そうにみえますね」「えーーーーーー!!想像以上に広がった!」「広がる度にゾワゾワゾワって」「折りたたむんですね。知りませんでした。」「ビローン(笑)」など多くのコメントが寄せられています。
愛してやまない深海魚たちを、日々投稿されています。田原さん、この度はご協力誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Xアカウント「深海魚ブランドLavca.m」さま
執筆:nono
編集:もふたん編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。