子供から大人まで楽しめる万華鏡
複数の鏡を組み合わせて、内部の光景の変化を楽しむ万華鏡。子供から大人まで楽しめる代物です。そんな万華鏡ですが、いつ誕生したのか、みなさんご存じでしょうか?
今回は万華鏡に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、久しぶりに万華鏡を覗いてみたくなるかもしれません。
万華鏡の歴史
万華鏡が誕生したのは1816年ごろ。日本が江戸時代のころです。発明したのはスコットランドの物理学者、デイヴィッド・ブリュースター。
デイヴィッド・ブリュースターは、灯台の光を遠くまで届かせるために鏡の配置を工夫しているとき、偶然「鏡の間に映る幾何学的な美しい模様」を発明したと言われています。
この発見をもとに、ブリュースターは同じ美しさを楽しめるようにと「万華鏡」を発明しました。当時は万華鏡ではなく、ギリシャ語で「美しい形を見る」という意味の『カレイドスコープ』と名づけられました。
ブリュースターの万華鏡は発明されるやいなや、すぐにヨーロッパ中で話題に。教育の場だけでなく、芸術としても上流階級の間で人気を集めたそうです。
日本にも伝わる
万華鏡が日本に伝わったのは、江戸時代末期から明治時代初期にかけてのこと。この時代の日本では西洋由来の技術や文化への関心度が高く、様々な発明品が注目されていました。万華鏡も同様で、宣教師などによって持ち込まれたと考えられています。
当時の日本では、万華鏡はいろいろな名称があったそうです
- 万華鏡(ばんかきょう)
- 錦眼鏡(にしきめがね)
- 百色眼鏡(ひゃくいろめがね)
- 紅毛渡り更紗眼鏡(こうもうわたりさらさめがね)
日本においても教育・学問目的や上流階級の嗜みとして楽しまれていたとのこと。大阪では偽物が出回るくらい人気を博したそうです。
明治維新を経て西洋文化の影響がさらに広がると、日本国内でも万華鏡が製造されるように。日本ならではの美意識を取り入れたデザインの万華鏡が作られるようになり、日本独自の万華鏡が誕生していきました。
万華鏡を見るとき今回の雑学を思い出してみよう!
今回の雑学を振り返ってみましょう。万華鏡が誕生したのは、1816年ごろ。当時、スコットランドの物理学者だったデイヴィッド・ブリュースターが、偶然仕組みを発見し作り出したそうです。日本には江戸時代末期から明治時代初期ごろに伝来したと言われており、様々な層から人気だったと言われています。
今回の雑学、ぜひ万華鏡をのぞくときに思い出してみてください。
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