身近な楽器「ピアノ」
普段何気なく使っている楽器「ピアノ」。実はこれ、正式名称ではないことをご存じでしょうか?ピアノの音色に魅了される人は多いですが、本当の呼び名についてはあまり知られていません。
今回は『ピアノ』に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、音楽の世界をさらに深く知るきっかけになるかもしれませんよ。
ピアノの正式名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
結論から先に述べるとピアノの正式な名前は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」といいます。イタリアの楽器職人『バルトロメオ・クリストフォリ』によって発明されたのが始まりといわれています。意外と長い名前ですよね。
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」という名前の意味
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」という正式名称は、かなり長くて驚くかもしれません。この名前にはいくつか意味が込められています。
- クラヴィチェンバロ:大きなチェンバロ
- コル:接続詞
- ピアノ・エ・フォルテ:小さい音と大きい音
つまり、正式名称を直訳すると「小さい音も大きい音も出せる大きなチェンバロ」となります。このやたらと長い名前は、時代とともに「ピアノフォルテ」と略され、さらに短くなって、今では「ピアノ」として親しまれるようになりました。
余談ですが、現在において「フォルテピアノ」など昔のピアノの名称は、現代のピアノが完成する前の構造を持つ古楽器を指す際に使われることが一般的。過去の時代に作曲された作品を、当時の演奏スタイルで再現するときなどに使用されています。一方、19世紀半ば以降に作られた私たちが知るピアノのことは「モダンピアノ」と呼びます。
ピアノに関わるとき今回の雑学を思い出してみよう
今回の雑学を振り返ってみましょう。
- ピアノの正式名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
- 直訳すると「小さい音も大きい音も出せる大きなチェンバロ」という意味
- ピアノを開発したのは『バルトロメオ・クリストフォリ』
ピアノの正式名称は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」で、直訳すると「小さい音も大きい音も出せる大きなチェンバロ」という意味。『バルトロメオ・クリストフォリ』という人物によって発明されました。時代とともに「ピアノフォルテ」、さらに「ピアノ」と略されるようになったそうです。
今回の雑学、ピアノを演奏するときや聴くときなどにでも思い出してみてください。もしかすると、演奏がいつもより楽しめるかもしれませんよ。
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