『ハイキング』と『ピクニック』
「週末は自然の中でリフレッシュしたい!」そんなときに思い浮かぶのがハイキングやピクニック。でも、この2つの違いを正しく説明できますか?
「どちらも屋外で楽しむレジャーだけど、何が違うの?」と疑問に思う人も多いはず。実は、意外と違う言葉同士なんです。
今回は、ハイキングとピクニックの違いをわかりやすく解説。最後までお読みいただくと、ハイキングやピクニックに出かけたくなるかもしれませんよ。
『ハイキング』とは…
ハイキングとは、山や森、丘陵地などの自然の中を歩きながら景色を楽しむ活動です。特別な装備や技術は必要なく、日帰りでも気軽に楽しめるのが特徴。アウトドア初心者やシニア層、小さな子ども連れの方にも適したアクティビティです。
目的は様々、健康維持やリフレッシュ、自然や歴史的な景観を楽しむことなどがあります。登山やトレッキングとは異なり、険しい道を進む必要はなく、軽装で一定のコースを歩くのが一般的です。また、ハイキングは歩くこと自体が目的となるため、食事の有無は関係ありません。ちなみにハイキングを楽しむ人は「ハイカー」と呼ばれています。
それでは『ピクニック』とは…
ピクニックとは、屋外で食事を楽しむこと。目的地への移動手段は問いません。自転車や車、電車を使って遠出することもあれば、近くの公園や自宅の庭で気軽に行うこともできます。ポイントは「食事を屋外で楽しむこと」なのです。
ピクニックの歴史をさかのぼると、元々はヨーロッパの貴族が狩猟の合間に野外で食事をする習慣から生まれました。貴族たちは使用人を伴い、豪華な料理を並べて贅沢に楽しんでいました。しかし、19世紀になると、社会の変化とともに裕福な市民層の間でもピクニック文化が広まり、食器やカトラリーを持参して優雅に食事を楽しむスタイルが定着したそうです。
20世紀に入ると、自動車の普及によってピクニックのスタイルも変化。特にアメリカでは、車で郊外へ出かけ、より手軽な食事を持参するスタイルが一般化しました。サンドイッチや軽食をバスケットやバッグに詰め、気軽に楽しめるようになったのです。
このように、ピクニックは時代とともに変化しながらも「自然の中で食事を楽しむ」という本質は変わらず受け継がれてきました。
『ハイキング』と『ピクニック』の違い
それでは、今回の雑学を振り返ってみましょう。
ハイキングとは山や森などの自然の中を歩き、景色を楽しむアクティビティ。特別な装備は不要で、日帰りで気軽に楽しめます。健康維持やリフレッシュが目的で、食事の有無は関係ありません。
一方ピクニックとは屋外で食事を楽しむことが目的のレジャー。移動手段は自由で、公園や庭でも行えます。本質は「自然の中で食事を楽しむこと」です。
今回の雑学をキッカケにハイキングやピクニックに出かけてみてはいかがでしょうか。きっと楽しい思い出になることでしょう。