いまでこそ「卓球」は日本を代表するスポーツのひとつだが…
卓球といえば日本を代表する人気スポーツのひとつ。世界でも活躍する日本人選手が多いため知名度は高め。卓球に取り組む子どもたちも多いです。日本卓球協会によると加盟団体登録人数は2018年時点で358,600人もいるそうです。
それだけ日本で人気の卓球ですが、少し昔まではそこまで知名度が高いスポーツではありませんでした。日本人選手が活躍していても、テレビやニュースなどで取り上げられるのは野球やサッカーばかり。卓球の試合が注目されることはあまりありませんでした。そんな卓球業界ですが、とある事件で変化が訪れることとなりました。
タモリの発言が変わるキッカケだった!
卓球業界を変えた意外な人物。それはお笑いタレントやテレビ司会者などで有名な「タモリさん」。事の発端は、1980年代後半に放送された人気テレビ番組「笑っていいとも」での一言。当時、ゲストとして出演していたミュージシャンの織田哲郎さん。タモリさんは織田さんに「学生時代に何をやっていたの?」と質問したそうです。織田さんは「卓球をやっていました」と回答。すると、タモリさんが「あれって根暗だよねー!」という衝撃発言を放ったのです。
当時の日本におけるテレビの影響力は絶大。しかも、「笑っていいとも」は多くの人が視聴していた人気番組でした。そのため、タモリさんの「卓球は根暗」発言は多くの視聴者に届くことに。
結果として翌年度から卓球を始める中学生の数が激減。特に女子の卓球人口の減少が著しく、数万人規模が卓球をやらなくなったそうです。これほどまでの影響力があったとは。当時と現在では状況は異なりますが、著名人が下手なことを言えないのは昔から変わらないようですね。
変化していった卓球業界
上記の根暗発言事件をキッカケに卓球業界も様々な変革をはじめました。まずは卓球台の色を変更。従来の緑から爽やかな青に変更されました。ボールの色も変化。白色から鮮やかなオレンジ色を採用。
卓球の国際大会においても、青色の卓球台などが取り入れられるようになり、業界全体で根暗イメージを払拭させようとしたそうです。
近年では選手のユニフォームも変化。オシャレでかっこいいデザインのものが取り入れられるようになりました。
そうした業界の努力の甲斐があり、卓球は根暗というイメージは見事に払拭されました。
この雑学を卓球するときに紹介してみよう!
いまでこそ卓球は人気スポーツですが、昔は少し地味な競技でした。そんな卓球でしたが、タモリさんの爆弾発言の影響もあり業界全体が変化。いまではたくさんの人々が卓球を楽しむようになりました。
今回の雑学を卓球をするときに紹介してみてはいかがでしょうか。
こんな記事も読まれています
赤ちゃんを抱っこする10歳男の子…手が離せないママの代わりに『寝かしつけ』をする姿が頼もしすぎると344万再生「兄妹愛に涙」
仕事で疲れて『寝転ぶパパ』…疲労困憊なパパの腕に元気を吹き込む赤ちゃんの姿がおもしろ可愛いと話題に「ぶぅ~がたまらん」「真剣w」