お酒を飲んで乗馬すると飲酒運転!?道路交通法が定める意外なルール

雑学

馬も飲酒運転の対象!?

「飲酒運転」という言葉を聞くと、車やバイクを思い浮かべる方が多いはず。しかし、他にも意外な乗り物にも飲酒運転は該当します。それは『馬』。実は日本の法律ではお酒を飲んで馬に乗って移動する場合でも「飲酒運転」とみなされることがあるのです。

今回は馬に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、馬や道路交通法について少し詳しくなれることでしょう。

道路交通法上、馬は「軽車両」扱い

前述したとおり、日本の法律では馬は自転車と同じく「軽車両(エンジンを持たない車両)」に分類されます。具体的には道路交通法の第二条 十一 イにおいて「自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽けん引され、かつ、レールによらないで運転する車」と記載されています。

そのため、馬を道路で走らせる場合、交通ルールを守る必要があります。信号を無視したり、逆走したりすることはもちろん禁止。車線の左側を走行し、右折するときは二段階右折することが求められます。当たり前ですが、歩道ではなく車道を利用することも守らなければなりません。たしかにときどきですが、乗馬クラブなどの近くでは車線を移動している馬を見かけることもありますよね。

軽車両である以上、お酒を飲んで乗馬すると「飲酒運転」になる

上記で述べた通り、馬は道路交通法上で定められた「軽車両」。つまり、お酒を飲んで乗馬してしまうと『飲酒運転』とみなされ取り締まられてしまいます。道路交通法の第六十五条んいは「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。」と記載があります。車両を操作する以上、例外なくお酒を飲んで運転してはいけないのです。

お酒を飲んで正常な判断力を失った状態で馬に乗ることは、非常に危険。手綱をミスれば自分や馬はもちろん、関係ない他人にも危害を及ぼす可能性があります。お酒を飲んで馬に乗ることは、決して軽視できるものではありません。

飲酒運転はダメ絶対

今回の雑学を振り返ってみましょう。馬は道路交通法において軽車両として扱われます。そのため、お酒を飲んで乗馬してしまうと『飲酒運転』として扱われ、取り締まりの対象となってしまいます。

今回は馬のケースでしたが、お酒を飲んだ後に車両を運転することは違法かつ危険な行為です。飲み会などお酒を楽しんだ後は、馬にも乗らず、タクシーや公共交通機関を利用して安全に帰宅しましょう。

今回の雑学、面白いと思ったらぜひ周りの人にシェアしてみてください。

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