宝くじは「連番」と「バラ」で当せん確率が変わる?
宝くじを買う時に、「連番」と「バラ」のどちらで買うべきか悩む人は多いでしょう。
連番とは、組と上から5桁までの数字が同じで、下1桁だけが連続する10枚1組の買い方です。もう一方のバラは、10枚1組なのは同じですが、下1桁だけを0~9のどれかにそろえて購入します。
「できれば当てたい!」と思うのが本音ですが、一般的なジャンボ宝くじの場合、1等の当せん確率は1000万分の1~2000万分の1。1枚あたりで見れば、連番でもバラでも当せん確率は変わりません。
ただし、「1等と前後賞をまとめて狙いたい!」なら連番で買う必要があります。もしも「前後賞だけでも…」や「小さな当たりの確率を少しでも増やしたい」のであれば、バラで買うと良いでしょう。
1億円以上の当せん金を狙いたければ、連番よりもバラの方が当たりやすくなりますが、確率としてはわずかな差。「1枚ずつ当たっているか確かめるドキドキ感が欲しいからバラ!」など、結局は自分が楽しいと思える買い方をするのが1番です。
当せんした宝くじには税金がかかる?
もしも宝くじで当せんした場合、当せん金を受け取れたとしても「税金」が引かれるのではと心配する人もいるかもしれません。
けれども、結論を言えば、宝くじの当せん金は当たった人がそのまま受け取ることができます。というのも、宝くじを購入する際に、すでに都道府県や地方都市の収益金として税金が徴収されているからです。
当せん金そのものは非課税のため、受け取った後も確定申告は不要ですし、所得税や住民税がかかることはありません。ただし、高額の当せん金を一度にまとめて他の人に分配したり、家族が相続する場合には、贈与税や相続税が課されることがあります。
売れ残りの宝くじに「当たり」は存在しない
宝くじの販売では、当然「売れ残り」も発生します。その中には、高額当せんしている1枚が含まれているのではと考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、売れ残った宝くじはすべて回収され、その番号をデータ化した後、使えなくなるように細かく裁断されてしまいます。つまり、実際に抽選が行われる時には、売れ残りから高額当せんが出る可能性はゼロになる仕組みとなっているのでご安心ください。
「ハズレ」の宝くじが対象の敗者復活戦に注目!
宝くじを当てる夢がはずれてしまうと、購入したものはもう用無しとばかりに処分してしまいそうになりますよね。ところが、ハズレの宝くじには、敗者復活戦が待っています。
9月2日は「宝くじの日」となっており、この日行われるのが「宝くじの日記念お楽しみ抽せん」です。対象となるのは、過去1年間にはずれた宝くじたち。
2024年は、お米や高級タオル、フライパンが当たるなど、当選者は日常生活に役立つアイテムや宝くじポイントがもらえました。
元々夢見ていた高額当せん金に比べるとグレードは下がるかもしれませんが、当たればちょっとした喜びを体験できるので、抽選が終わったハズレくじも1年間は保管しておくことをおすすめします。
宝くじの収益金は社会の役に立っている
宝くじの本抽選も、敗者復活抽選もはずれてしまうと、がっくりときてしまうことがあるかもしれません。しかし、宝くじ全体の収益金のうち、一部は地震などの災害や大規模な口蹄疫(家畜の伝染病)の発生に対する復興費用として使われたりしています。
これ以外にも、各都道府県や都市部に収められた分は、公共の道路・公園・学校などの整備や、乳幼児・ひとり親家庭の支援、社会福祉施設の建築や改修といった少子高齢化対策にも活用されているため、決して「無駄なお金」にはなっていません。
宝くじの購入は、当たりでもハズレでも自分や誰かのためになります。無理のない範囲で高額当せんという夢を追い続けるのも、悪くはないかもしれませんね。