アメリカのホワイトハウスは『ブラックハウス』だった!?その歴史を解説

雑学

そもそもホワイトハウスとは

みなさんはアメリカ大統領が暮らす場所として有名なホワイトハウスをご存じでしょうか?正直、知らないという方はほとんどいないくらい有名ですよね。しかし、ホワイトハウスにどういった機能が備わっているかなどを詳しく知っている方は少ないと思います。

まず、ホワイトハウスがアメリカ・ワシントンD.C.にあるアメリカ大統領官邸だということはご存じだと思いますが、実はホワイトハウスは単なる官邸ではありません。

ホワイトハウスは政治の中枢という機能だけでなく、大統領が生活する住まいとしても機能しています。大統領たちの寝室はもちろん、食堂やキッチンなど生活に必要な設備は一通りそろっています。

ホワイトハウス内には美容室やジム、映画館などもあるため、アメリカ大統領専用の

ちょっとした一つの街みたいな役割を果たしています。

ホワイトハウスは一度全焼している

様々な機能や施設が凝縮されたすごい施設であるホワイトハウスですが、実は過去に一度全焼してしまったことがあります。

1814年、アメリカとイギリスが戦争していた時代、ブラーデンスバーグの戦いにおいてアメリカ軍はイギリス軍に敗北しました。そのとき、イギリス軍はアメリカのホワイトハウスを燃やしたとされています。

燃やされたホワイトハウスは、当然、真っ黒こげに。石積みの外壁以外は全焼してしまったそうです。そのことからホワイトハウスは一度、「ブラックハウス」になったと言われています。

ちなみにですが、ホワイトハウスは元々の名称ではありません。ホワイトハウスと呼ばれる以前は「プレジデントハウス」と呼ばれていたそうです。たしかに、大統領の家なので分かりやすい名前ですよね。

修繕し現在のホワイトハウスになる

アメリカ大統領の官邸であるため、真っ黒のまま放置、にはできません。燃え落ちた後、再度修繕工事が進められ、現在のホワイトハウスになりました。

工事の際、外壁や内部を白いペンキで染めたことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになったそうです。

また、ホワイトハウスと呼ばれるようになった理由に関しては、もうひとつ説があります。元々、ホワイトハウスは、バージニア産の灰色がかった白い石灰岩で建てられていたそうです。そのため、周囲のレンガ造りの建物と見た目が違い目立っていたことから、最初から「ホワイトハウス」と呼ばれていたという説です。

どちらが正しいかは定かではありませんが、焼け落ちて白いペンキで塗り直したという説の方が一般的みたいです。

ホワイトハウスを見る機会があれば今回の雑学を思い出してみよう

ニュースなどで見かけるアメリカのホワイトハウスは過去に全焼し、ブラックハウス化したことがあります。そこから復興を果たし現在のホワイトハウスになったようです。

テレビなどでホワイトハウスを見かけたときは、ぜひ今回の雑学を思い出してみてください。

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