『宅配ピザ』の原価は意外と割高だった!?どんな具材を注文すると得するの?

雑学

美味しくて便利な宅配ピザ

「宅配ピザって高いな……」そう思ったことはありませんか?宅配ピザの原価は意外と高く、さらに人件費や配達コストも充てられています。とはいえ、注文次第では、お得に楽しむ方法もあるんです。

今回は、宅配ピザの原価の秘密や、コスパよく注文するコツを解説します!最後までお読みいただくと、宅配ピザを食べたくなるかもしれませんよ。

宅配ピザの原価

宅配ピザの価格のうち、食材費などは、ピザの価格の約2割(15〜20%)とされています。値段2,000〜2,500円のMサイズピザの場合、原価は300〜400円ほどです。ただし、材料費だけでなく、人件費や配達コストなども加わるため、実際のコストはそれ以上になります。

ピザの主な材料としては、生地(小麦粉)、チーズ、ソース、トッピング(肉類・野菜類)などが挙げられます。この中で最もコストがかかるのはチーズ。食品原価の約40%を占めると推測されています。特に、輸入品を使用することが多いため、価格変動の影響を受けやすいのが特徴。ソース類は原価の約10%(30円前後)、生地は30〜60円程度とされ、トッピングのコストは種類によって変動します。肉類の使用量が多い場合、チーズ以上のコストがかかることもあるようです。

さらに、宅配ピザのコストで大きな割合を占めているのが人件費。仮に配達スタッフの時給が900円の場合、片道20分(往復40分)の配達でも600円程度のコストがかかります。

また、ピザ1枚を届けるには、配達以外にも食材の仕入れから下ごしらえ、調理など、多くの工程に人の手が必要になります。

たとえば、シンプルに数種類のチーズだけを使ったピザと比べると、複数の味を組み合わせたハーフ&ハーフのようなピザは、具材の数が多いため、その分準備にかかる作業も増えます。つまり、使われている食材の値段が高いかどうかだけでなく、作る手間がかかるかどうかでも価格は変わってくるのです。手間が多いピザほど、販売価格も高くなる傾向にあります。

お得なピザの注文方法

前提として、どのピザが最もお得なのかはピザチェーン店や時期などによって異なります。その上で、お得なピザの種類を挙げるなら、おすすめは「マルゲリータ」。

主な材料には、生地のもとになる小麦粉、ピザの味を決めるトマトソースとモッツァレラチーズ、香りづけのバジル、さらにオリーブオイルや塩・こしょうといった調味料が使われます。

1枚分に換算すると…

  • 小麦粉:約25円
  • トマトソース:約10円
  • モッツァレラチーズ:約100円前後
  • バジル:約2円
  • オリーブオイル:約8円
  • 塩やこしょうなどの調味料:約1円

これらを合計すると、1枚あたりの原価は146円程度となるといわれています。

もちろん、使う食材の質や仕入れ先、購入量によってもコストは上下しますが、マルゲリータは材料がシンプルなぶん、比較的原価が抑えやすいメニュー。結果的に、お得に買いやすいケースが多いでしょう。

その他にも店舗が配布しているクーポンやキャンペーンを上手に活用したり、店から持って帰るテイクアウトを利用するなどの工夫でも、宅配ピザは安く購入できます。

今回の記事を参考に、宅配ピザをお得に注文してみてください。

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