『フレンチフライ』と『フライドポテト』
フライドポテトは、ハンバーガーのセットやファストフード店でおなじみの人気メニューですよね。しかし、「フレンチフライ」という言葉を聞いたことはありますか? どちらも同じ料理だと思われがちですが、果たして本当にそうなのか?
今回は、フレンチフライやフライドポテトの違いついてわかりやすく解説します!最後までお読みいただくと、ちょっぴり物知りになれることでしょう。
『フレンチフライ』とは…
まずは、「フレンチフライ」がどういった料理なのかから解説していきます。フレンチフライは、じゃがいもを細く切って油で揚げた料理。アメリカやカナダで「French fries」と呼ばれています。フレンチフライは細切りやくし形など、切り方によって異なる食感が楽しめるのが特徴。様々なディップソースと組み合わせて味わうこともあります。
フレンチフライの名前の由来には、ベルギーとフランスの両国が関わっていると言われています。発祥については諸説ありますが、有力な説では、17世紀のベルギー・ナミュール地方が起源とされています。
当時、この地域では寒波の影響で川が凍り、主食としていた魚が獲れなくなりました。そこで、住民たちはじゃがいもを魚の形に切り、揚げて代用するようになったのが始まりだと考えられています。この料理はやがて広まり、フランスでも一般的に食べられるようになりました。
その後、第一次世界大戦中にベルギーのフランス語圏を訪れたアメリカ兵がこの料理を知り、「フレンチフライ」と呼び始めたとされています。この名前が定着し、アメリカをはじめ世界中に広まっていったそうです。
『フレンチフライ』と『フライドポテト』の違いは?
それでは『フレンチフライ』と『フライドポテト』の違いは何なのか?どちらもじゃがいもを油で揚げた料理ですよね。勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、両者の違いは、呼び方が異なるだけです。つまりは、同じ料理、ということになります。
日本で呼ばれる「フライドポテト」という名称、これは和製英語です。一方、アメリカ・カナダでは「French fries(フレンチフライ)」と呼ばれています。
「フレンチフライ」「フライドポテト」は国によって呼び方が様々。イギリスやオーストラリアでは「Chips(チップス)」、ベルギーでは「Frietjes(フリッツ)」、フランスでは「Frites(フリット)」と呼ばれています。どれも名前は違いますが、基本的にはじゃがいもをカットして油で揚げた料理を指します。
『フレンチフライ』『フライドポテト』を食べてみよう!
今回の雑学を振り返ってみましょう。
「フレンチフライ」と「フライドポテト」の違いは呼び方だけ。どちらもじゃがいもを油で揚げた料理を指します。日本の「フライドポテト」は和製英語で、アメリカ・カナダでは「フレンチフライ」と呼ばれます。国によって名称は異なり、イギリスでは「チップス」、ベルギーでは「フリッツ」、フランスでは「フリット」と呼ばれていますが、基本的には同じ料理です。
今回の雑学をキッカケに、フレンチフライもしくはフライドポテトを食べてみてください。きっと、いつもよりも美味しく感じられることでしょう。
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