『パラグライダー』と『ハンググライダー』
風を感じながら空を飛ぶスカイスポーツといえば、「パラグライダー」と「ハンググライダー」。どちらも魅力的なスポーツですが、具体的にどう違うのかご存じでしょうか？
今回は、パラグライダーとハンググライダーの違いをわかりやすく解説。それぞれの魅力を紹介します。どちらが自分に合っているのか、ぜひチェックしてみてください！
パラグライダーとは
パラグライダーは、布製の翼（キャノピー）を風に広げ、上昇気流を利用して滑空するスカイスポーツ。エンジンなどの動力はなく、風の力だけで飛行するため、まるで鳥のような浮遊感を楽しめます。
軽量で持ち運びがしやすく、操作がシンプルなため、初心者でも挑戦しやすいのが特徴。また、費用が比較的手頃で、年齢や体格に関係なく多くの人が楽しめる点も魅力のひとつです。
飛行の流れとしては、まずハーネス（専用シート）に座り、風を受けながら翼を広げて空気を入れ、安定した状態で斜面を駆け下りて離陸します。その後、上昇気流を利用しながら飛行し、目的地に着陸します。シンプルな構造ながら、本格的な飛行体験ができるスポーツとして、多くの人に親しまれています。
ハンググライダーとは
ハンググライダーは、三角形の翼を持つ機体にぶら下がり、山の斜面から飛び立って滑空するスカイスポーツ。操縦者はハーネスに体を固定し、体重移動によって方向や高度をコントロールします。飛行中のスピード感が特徴で、風を切る爽快な感覚を味わえるのが魅力です。
機体はアルミ合金やカーボン製の骨組みに布（セール）を張った構造をしており、巡航速度は約20～130km/h。上昇気流をうまく利用すれば、高度1500mまで上昇したり、30km以上の距離を無着陸で飛ぶことも可能です。
ただし、離陸や着陸には技術と経験が求められるため、初心者はしっかりと練習を積む必要があります。体全体を使って自由に飛行できるため、まるで鳥になったような感覚を味わえるスポーツです。
『パラグライダー』と『ハンググライダー』の違い
パラグライダーとハンググライダーの大きな違いは、使用する機材と操縦の難易度です。パラグライダーは布製の翼を使用し、軽量で持ち運びしやすいのが特徴。ハンググライダーは頑丈な骨組みがあるため、重量があり、安定した飛行が可能ですが、持ち運びにはやや不便です。
また、操縦の習得難易度にも違いがあります。パラグライダーは比較的シンプルな操作で飛べるため、初心者でも挑戦しやすいスポーツです。それに対し、ハンググライダーは高度な技術が求められるものの、飛行時のスピード感や自由度が高く、よりダイナミックな飛行を楽しめる点が魅力です。
今回の記事をきっかけにハンググライダーやパラグライダーにぜひ挑戦してみてください。
