『パンケーキ』と『ホットケーキ』
ふんわりと甘い香りが漂う「パンケーキ」や「ホットケーキ」。どちらもおいしいスイーツとして親しまれていますが、「パンケーキ」と「ホットケーキ」は何が違うのか?気になりますよね。
今回は、「パンケーキ」と「ホットケーキ」に関する面白い雑学をお届け。最後までお読みいただくと、パンケーキとホットケーキのことがもっと好きになるかもしれませんよ。
そもそも『パンケーキ』とは…
まずは「パンケーキ」とは、そもそもどんなスイーツなのかについて解説します。パンケーキとは、フライパンや平らな鍋を使って丸く平たい形に焼き上げるケーキの一種。英語では「pancake」と表記され、「pan」は平らな鍋を意味します。
パンケーキは意外と歴史が古く、古代ギリシャ時代には、はちみつを使った甘いパンケーキが食べられていたとか。
材料は小麦粉、卵、牛乳、ベーキングパウダーが基本。砂糖を加えてデザートにしたり、塩で甘さを抑えて食事用にしたりと、様々なアレンジが楽しまれています。
一方『ホットケーキ』は…
ホットケーキも、パンケーキ同様、小麦粉にベーキングパウダー、卵、牛乳、砂糖などを混ぜ、フライパンで丸く平たく焼き上げる洋菓子です。焼き上がった生地にバターやシロップをかけて食べるのが一般的とされています。
日本においてホットケーキが登場したのは、ウィルレム・チャンブル氏の編集した書物『百科全書』に「薄餅(パンケーキの訳語)」として初めて紹介されたのがキッカケ。その後、東京・日本橋のデパート食堂で「ハットケーキ」の名前で発売。さらにそのあと、食パンとの区別や「温かいケーキ」という意味を込めて「ホットケーキ」と呼ばれるようになったそうです。
ホーム食品が「ホットケーキの素」を発売すると人気は拡大。家庭で手軽に楽しめるスイーツとして女性や子どもたちから好まれるようになり定着したそうです。
『パンケーキ』と『ホットケーキ』の違い
それでは、パンケーキとホットケーキにはどんな違いがあるのか…。結論から先に述べると、由来は違いますが料理としては大きな違いはありません。簡単に言えば、ホットケーキはパンケーキの一種みたいなものです。
「甘くないものがパンケーキ、甘いものがホットケーキ」と区別されることがありますが、実際には明確な線引きはありません。アメリカでは生地そのものが甘くないことも多く、朝食として楽しむことが一般的。そのため、「甘いパンケーキ=ホットケーキ」とは言い切れないのです。
そもそも「ホットケーキ」という呼び方は日本特有。アメリカなど一部の国では通じますが、他の国ではあまり通じません。世界的には「パンケーキ」という表現が主流です。
まとめると、古くから世界で食べられてきたのが『パンケーキ』。日本に上陸し独自に親しまれてきたパンケーキが『ホットケーキ』といった感じです。今回の雑学、ホットケーキやパンケーキを食べるときなどにでも思い出してみてください。
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