ウサギの耳はなぜ長い?子どもに聞かれて答えられる豆知識まとめ

雑学

長くて可愛いウサギの耳

突然ですが、ウサギの耳が長い理由、気になりませんか?かわいらしい見た目とは裏腹に、その耳には驚くべき秘密が隠されています。この耳の機能がなければ、ウサギは過酷な自然の世界で生き抜くことができない、といっても過言ではありません。

今回はウサギの耳が長い理由について解説します。最後までお読みいただくと、ウサギ博士に一歩近づけることでしょう。

①音を感知するため

ウサギの耳が長い理由として、まず挙げられるのが音を感知し天敵から逃れるため。

ウサギの長くて大きな耳は音を集めやすく、左右の耳を別々の方向に向けることで、360度すべての方向から音を拾うことも可能。耳は約270度動かすことができ、同時に2つの音を聞き分けることもできます。最大で約3km先の音まで聞き取ることができるのだとか。

さらに、人間の耳が20〜20,000ヘルツの範囲を聞き取るのに対し、ウサギは360〜42,000ヘルツまでの音を感知。低音は人間の方が敏感ですが、高音に関してはウサギの方が遥かに広い範囲で聞き取れるのです。

②体温調節するため

ウサギの長い耳には、もうひとつ重要な役割があります。それは、体温調節を助ける機能。人間は汗をかいて体温を下げますが、ウサギは汗腺が発達していないため汗で体温を調整することができません。しかし、野生では肉食動物に襲われる危険があり、逃げる際にはどうしても体温が上昇します。

この体温の熱を逃がすために、ウサギは耳を活用しています。ウサギの耳には毛細血管が多く通っており、耳の広い表面積に風が当たることで、体内の血液が冷やされ、体温の上昇を防いでいます。全力でダッシュする時に耳をピンと立てるのも、耳に風をあてて体温の上昇を防ぐためなのです。結果的に、汗をかくことなく体温を調整することができるのです。

ウサギを見かけたら今回の雑学を思い出してみよう

今回の雑学を振り返ってみましょう。

ウサギの長い耳は、音を感知して天敵から逃れるためと、体温調節の役割があります。耳は360度音を拾い、最大で3km先の音も聞き取れるほか、高音域に特に敏感です。また、汗腺が発達していないウサギは、耳に通る毛細血管を使って体温を調整し、汗をかかずに体温の上昇を防いでいます。

今回の雑学、ウサギを見かけたときにでも思い出してみてください。その際、ウサギの耳をジィーっと観察してみるのも面白いかもしれませんよ。

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