レモンは果物?それとも野菜?
スーパーで買い物をしていると、レモンが野菜売り場に並んでいるのを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。でも、レモンって本来「果物」じゃないの?と疑問に思ったことがある方もいるはず。
今回は、レモンが果物なのか野菜なのか、その分類の理由や、なぜ野菜売り場に置かれているのかについて、わかりやすく解説していきます。最後までお読みいただくと、レモンの酸味が恋しくなるかもしれませんよ。
レモンは分類上は果物!
結論から述べると、レモンは「果物」に分類される植物です。日本では農林水産省が野菜と果物の分類基準を設けており、その判断は「どこで育つか」や「育つのにどれくらい時間がかかるか」といった点に基づいています。
果物とされるのは、木のように何年もかけて育ち、毎年実をつける植物です。たとえば、レモンの他、リンゴやみかんなどは一度植えると毎年実が収穫できるため、果物に分類されます。
反対に、キャベツやニンジン、ジャガイモといった野菜は、畑で育てられ、数ヶ月で収穫できる一年草が中心です。要するに、「木になる多年草」か「畑で育つ一年草」かが、果物と野菜を分ける大きな基準になっています。
レモンが野菜売り場に置かれていることが多い理由
レモンは果物ですが、スーパーなどで買い物に行った際、レモンが野菜売り場に置かれているのをよく見かけるのはなぜなのか?その理由は、消費者の目に留まりやすくし、購買されやすくするため。
基本的にレモンは単品で使われる機会はあまり多くありません。大半は料理の調味や飾り付けなどで活用される果物です。つまりは、他の野菜などと一緒に調理されることが多いのです。そのため、野菜売り場に置くことで、消費者の目に留まる機会を増やし購入されやすくしているわけです。
レモンを目にしたら今回の雑学を思い出してみよう!
今回の雑学を振り返ってみましょう。
レモンは農林水産省の基準により「果物」に分類されています。木に実る多年草で、毎年収穫できるという特性から、リンゴやみかんと同じく果物にあたります。
しかし、スーパーでは野菜売り場に並んでいることが多いのが現実です。その理由は、レモンが料理の味付けや飾り付けとして、野菜と一緒に使われることが多いため。野菜売り場に置いたほうが消費者の目に留まりやすく、購入されやすいという販売上の工夫がされているのです。
今回の雑学、野菜売り場などでレモンを目にしたときにでも思い出してみてください。