2月25日『ヱビスの日』とは何の日?
「ヱビスの日」とは、毎年2月25日に祝われる、あの「ヱビスビール」の誕生日です。
今でこそビールは当たり前のように私たちの生活に溶け込んでいますが、実はヱビスビールが誕生した1890年(明治23年)頃は、日本ではまだ本格的なビールが珍しい時代でした。当時、日本初の本格ドイツ式ビールとして「恵比寿ビール」が生まれ、その芳醇な味わいが瞬く間に人気を博したのです。
当初、このビールは麦芽100%という贅沢な製法で造られており、他にはないコクと香りが人々を虜にしました。さらに、「ヱビス」という名前は七福神の「恵比寿様」に由来しているのですが、地名として知られる「恵比寿」とブランド名の「ヱビス」との表記が異なるのは商標登録の関係だという、ちょっと面白いエピソードもあります。
こうした歴史や由来を知ると、普段何気なく飲んでいるヱビスビールが、ちょっと特別に感じられませんか?次は、地名として馴染み深い「恵比寿」と、ビールの「ヱビス」がどのように深く関わっているか、詳しく見てみましょう。
「ヱビス」と「恵比寿」の不思議な関係
実は東京都渋谷区の「恵比寿」という街は、もともとはビール工場があったことからその名前が付いたという、驚きの歴史を持っています。ヱビスビールの人気が高まった明治時代、渋谷付近にはビール工場が建てられ、その周辺地域を人々が自然に「恵比寿」と呼ぶようになりました。つまり、街の名前がビールの名前から誕生したという、全国でも非常に珍しいケースなのです。
また、JR恵比寿駅のホームで流れる発車メロディ「第三の男」は、かつてヱビスビールのテレビCMで使用された名曲。この曲を聴くだけで自然とヱビスビールを思い浮かべる人も多いはずです。普段何気なく通勤で使っている駅にも、こうした歴史的な背景があることを知ると、日常のちょっとした瞬間がより味わい深く感じられますね。
次のパートでは、この特別な日に盛り上がる人気スポット、「銀座ライオン」での楽しみ方について詳しく紹介していきます。
『ヱビスの日』に盛り上がる銀座ライオン
ヱビスの日が近づくと、ビール好きがソワソワし始める理由の一つに『銀座ライオン』のイベントがあります。銀座ライオンといえば、長い歴史を持つ日本最古のビヤホールとして知られていますが、この日には特別なイベントが開催され、多くの人で賑わいます。
特に人気なのが「樽生ヱビス全品半額イベント」。この日ばかりは、普段は少し手を出しにくいプレミアムなヱビスビールを、お財布を気にせず思い切り楽しめるのです。実際、このイベントは毎年多くのファンが押し寄せ、予約があっという間に埋まるほどの盛況ぶり。仕事帰りのサラリーマンや、友達同士での集まり、デートを楽しむカップルなど、多彩な人々が笑顔でグラスを傾ける姿が印象的です。
また、銀座ライオンだけでなく全国各地の飲食店でも、この日に合わせてヱビスビールに関する特別なキャンペーンを行っています。地域によっては数量限定の商品を提供する店や、普段は味わえない特別メニューを用意する店もあるほどです。
まさに「ビール好きのフェスティバル」と言えるヱビスの日ですが、外出しなくても自宅で気軽に楽しむ方法もあるんですよ。続いては、家でゆっくり楽しむ派のためのヱビスの日の楽しみ方を紹介します。
家での『ヱビスの日』の楽しみ方
ヱビスの日は外で盛り上がるだけの日ではありません。家でも気軽に楽しめるというのが、この日の魅力のひとつです。特に最近は自宅でゆっくり飲む「家飲み」も定着しているので、家での楽しみ方を知っておくと、楽しみの幅がぐっと広がります。
家だからこそできるヱビスビール飲み比べ
ヱビスビールは「金色の定番缶」だけではなく、黒ビールの「ヱビス プレミアムブラック」、香り豊かな「琥珀ヱビス」、さらに季節限定の特別な銘柄など、実はさまざまな種類があります。でも「ビールなんてどれも同じ」と感じている人も多いかもしれませんね。そんな方にこそオススメしたいのが、自宅でゆっくり楽しむ「飲み比べ」です。
例えば、ヱビス プレミアムブラックはコーヒーのような深いコクと苦みが特徴で、通常のヱビスとは全く違った味わいを楽しめます。また、琥珀ヱビスはその名前通り美しい琥珀色をしており、ほのかな甘みが感じられるやわらかな味わいが特徴的。まるで違うタイプの映画や音楽を気分によって楽しむように、その日の気分に合わせて味を選ぶ楽しみが生まれます。
SNSでヱビスの日をもっと楽しむ方法
さらに、自宅でヱビスの日を楽しむ方法としてSNSを活用するのもおすすめです。「#ヱビスの日」や「#ヱビスビール」などのハッシュタグを使って検索すると、全国のビール好きの投稿がリアルタイムで見られます。自宅でヱビスを楽しむ様子を投稿している人や、全国の面白いイベント情報を共有している人も多く、意外な楽しみ方やアイデアを発見できることも。
ヱビスの日には、こうした方法で自宅にいながら全国の人と気軽につながれる楽しさがありますね。次はいよいよ、意外と知られていないヱビスの日に関する面白い雑学を紹介していきます。
知っていると面白い『ヱビスの日』雑学集
ここまでヱビスの日の楽しみ方を紹介してきましたが、実は知っておくとさらに楽しくなる、ちょっとした雑学もたくさんあります。
そのひとつが『「ヱビスの日」と「恵比寿ビールの日」は同じ日なのか?』という疑問。実はどちらも2月25日のことを指していますが、昔は「恵比寿ビールの日」と呼ばれていました。その後、商品名が「ヱビスビール」と変わり、正式な記念日として「ヱビスの日」と登録されたため、今ではこちらが一般的になっています。
また、「ヱビスビール」は実は日本で最初にビールの缶を発売したブランドでもあります。1959年(昭和34年)に日本初の缶ビールとして登場したときは、ビール缶を開けるために専用の缶切りが必要でした。今では考えられませんが、缶ビールを飲むために一手間が必要だった時代があったのです。この雑学を知っていると、現在当たり前に飲める缶ビールがとてもありがたく感じられるかもしれませんね。
思わず人に話したくなる『ヱビスの日』の話
ここまで記事を読んできたあなたは、すでにヱビスの日について詳しくなったはず。でも、このような雑学は自分だけで楽しむより、誰かに話した方がきっと楽しいものです。
たとえば職場の同僚や友達との飲み会で、「知ってる?恵比寿って地名、実はビールから生まれたんだって!」と軽く話題を振ってみましょう。おそらく多くの人が「えっ、そうなの?」と興味を持つはずです。
人は意外な話やちょっとしたトリビアをきっかけに、興味や関心を広げていきます。「ヱビスビールが日本初の缶ビールだった」という話題も、気軽に使えるネタの一つ。こうした話をすると、ビールを飲む場がさらに盛り上がり、場の雰囲気も和らぐでしょう。
ぜひ、今回知ったヱビスの日に関する雑学を話のネタにして、身近な人と楽しい時間を過ごしてみてください。もしかしたらあなたの話をきっかけに、ヱビスビールのファンが一人増えるかもしれませんよ。
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