道端でたまに見かける『G→マーク』知られざるその意味とは?

雑学

道路でたまに見かける『G→マーク』の意味

普段何気なく道を歩いていると、ときどき目にする記号やマークはたくさんあると思います。その中でもひと際「なんだこれ?」となるのが『G→』マーク。矢印の下に「G」と書かれている、なんとも意味不明なマークです。

実はこれ「地面に埋められているガス管」の位置を示しているマークなのです。正式名称は「ガス管用スコッチレーン」と呼ばれ、工事などの際、誤ってガス管を損傷させないために貼られているのです。たしかに、うっかりガス管を損傷させでもしたらガス爆発や火災など重大事故が起こりかねません。そうした事故を防ぐために重要なマークなのです。

『G→マーク』には2種類存在する

『G→マーク』には、赤色と緑色の2種類が存在しています。目的と意味は上記と同じで、先にガス管が埋まっていることを示しています。色の違いが示しているのは埋没しているガス管の種類。赤色は銅管のガス管が、緑色はポリエチレン製の管が埋まっていることを示しています。

最近では、緑色のG→マークが担当している、ポリエチレン管が埋められることが主流。金属で錆びやすい銅管は劣化が早いため、あまり使われなくなってきているそうです。将来的には、赤色のG→マークを見かける機会も少なくなるかもしれません。

実は楽天やAmazonでも『G→マーク』が購入可能だった

道路に埋まったガス管の位置を示すという、かなり重要な役割を担っている「G→マーク」。それだけ重要ならば、一般では手に入らないと思われるかもしれませんが、実は数年前は楽天市場やAmazonでもG→マークが購入可能でした。当時のお値段は、なんと400円程度。誰でも簡単に購入できたわけです。

現在では楽天市場やAmazonでも在庫切れとなっており、購入は不可。専門の方でしか入手できなくなりました。また、仮に手に入れられたとしても勝手に貼るのはNG。勝手に道路などに貼ると屋外広告物条例などに抵触してしまう恐れがあります。もし手に入れたとしても絶対に貼るのは止めましょう。

『G→マーク』の雑学を共有してみよう

普段何気なく見かけることもある『G→マーク』。その意味は道路に埋まっているガス管の位置と種類を指し示しているものでした。ガス関連の事故を防ぐためにも、かなり重要な役割を担っているマークだったのです。

もし、道路でこの『G→マーク』を見かけたら、今回の雑学を思い出してみてください。誰か知り合いに教えてあげるのもおすすめ。きっと、へぇーっとなることでしょう。

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