郵便ポストが赤い理由とは?目立たせるだけじゃない深いワケ

雑学

赤色の郵便ポスト

街角で見かける赤い郵便ポスト。何気なく使っているけれど、「なぜ赤いのか?」と考えたことはありますか? 実は、この色にはしっかりとした理由があるのです。

今回は、郵便ポストが赤い理由やその歴史について詳しく解説!最後までお読みいただくと、郵便について少し詳しくなれることでしょう。

郵便ポストが赤い理由

郵便ポストのほとんどが赤い色をしているのには、とある理由があります。最初の郵便ポストが登場したのは1871年、郵便制度が始まった明治4年のことです。その当初は色が塗られていない白木製で、郵便ポストは「書状集め箱」と呼ばれていました。

翌年、郵便配達が東京、京都、大阪を中心に広まり、ポストの数が増える必要が出てきたため、「黒塗柱箱」という黒い柱のような形のポストが登場。その後、1901年には赤い色のポストが試作され、1908年には形状が少し変わった「回転式ポスト」が正式採用されました。

郵便ポストを赤い色にしたのは、『目立たせるため』。遠くからでも一目で郵便ポストだと分かるようにしたかったのです。

また、角のない円柱型にすることで通行の邪魔にならないように配慮したと言われています。この時期からポストは鉄製に変わり、手紙の投入口には雨が入らないよう回転する仕組みが取り入れられました。

しかし、壊れやすく手紙も入れにくいため、普及には至らず、4年後には差し入れ口にひさしがついた丸型の赤いポストが登場したそうです。

実は赤以外の郵便ポストもある

街中で見かける郵便ポストの多くは赤色ですが、実際には赤色に決まっているわけではありません。日本郵便によると、全国にある郵便ポストは約18万2000本。そのうち、速達専用として作られた青色のポストは35本あるそうです。また、雪だるまやパンダ、黄色のポストなど、形や色が特徴的な特殊なポストも存在するのだとか。

ちなみに、海外ではヨーロッパの多くの国で黄色のポストが見られ、アメリカでは青色のポストが一般的だそうです。

郵便ポストを見かけたら今回の雑学を思い出してみよう!

今回の雑学を振り返ってみましょう。

郵便ポストが赤い理由は、目立たせるためです。最初の郵便ポストは1871年に登場し、当初は白木製でした。その後、ポストの数が増え、1901年に赤いポストが試作され、1908年には回転式ポストが正式採用されました。赤色と円柱型にしたのは、遠くからでも目立つようにするためで、通行の邪魔にならないよう配慮されました。

今回の雑学、郵便ポストを見かけたときにでも思い出してみてください。

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